『御父様』ことマーク・メイソンの財によって立ち上げられた孤児院と、それに所属する子供たちを指す。
概要
- 名称: メイソン家
- 所在地: フランス
- 認知度: 孤児院やその経営者としては、地元の人間であれば知っている
- 秘匿性: 暗殺者派遣機関として、フランス国内の裏社会では知られている
- 規模: 30人程度?(未確定)
- メリッサ・山吹・メイソンへのコンタクトを取ることができれば関与可能。依頼については、表向き小説家であるメリッサは「ファンレター」という形式を好み、画商ということになっている先代マークは「商談」という形を好んだ。
- マークがどこからともなく拾ってくる孤児以外には、彼らの世話や屋敷の手入れを行うメイドや執事が数人所属しているだけ。後からメイソン家の人間として認められるのはほぼ不可能に近いだろう。
血統について
- イギリスに源流を持ち、フランスで繁栄し、そして凋落した貴族の末裔(マークが末代)。
- 現存する財のほとんどは先代であり『御父様』であるマーク・メイソンが、画商として築き上げたものとされている。
- 事実、フランスにあるメイソン家の屋敷には、古今東西様々な絵画が保管されている。しかしそれらはマークが暗殺業の報酬で買い集めたものであり、実際のところ、彼には商人としての才も経験もない。
- 「商売ですか? ――いや、今は足を洗っておりましてね」
- 彼は血の繋がりよりも絆の繋がりを重んじると自称しており、現在メイソン家に血の繋がった子供はいない。現時点では。
組織として
- メイソン家に属する子供たちは、みな秘密裏に暗殺術を叩き込まれている。初期の孤児たちについては教育だけでなく、薬物や洗脳による従属が試みられていた。メリッサはその世代の唯一の生き残りである。
- 子供たちが裏の世界に駆り出されることは極めて少ない。16歳の誕生日に行われる『通過儀礼』によって一人前として認められ、ようやく仕事を任せられるようになるからだ。
- フランス裏社会ではメイソン家の名を知る者も多く、そこから輩出される暗殺者たちを欲する者もまた少なくない。だが、マークは子供たちを売り払うようなことはせず、あくまで「依頼への派遣」という形でのみ仕事を行わせている。マークがホテル・カデシュと盟約を結んでいることも相まって、メイソン家はカデシュ・フランスから要注意勢力として認識されている。
- 孤児院も表向きはメイソン家の慈善活動であり、本家であるメイソン院はフランスにある。現在はNYメイソン院を設立することを目標としており、メリッサが下見を行っている段階にある。